お安くあげるコツ
紙箱の場合、その形状の複雑さから価格がサイズ・形式・素材・枚数などによって非常に上下します。
なるべくお安く上げるコツを伝授いたします。
1、形式の選択
形式的にお安くなる可能性が高い順番は
N-2式→N-1式→B組底式→Bサック式
(基礎工賃高) (基礎工賃安)
の順番で基礎工賃が安くなっていきます。ただ、高さがあまりに高いと貼り工賃が負担になってきますのでN式を選んだほうが良いでしょう。
たとえば150*60*60のN-2式を作るより60*60*150のサック式を作ったほうが安くなります。
※サック式のほうが安いと思われて深さの低い箱をサック式でご依頼される方が結構いらっしゃいますが幅と奥行きの割りに極端に深さが低い箱をサック式で作るのは強度的に問題が生じます。この場合は深さを奥行きにするとサック式でも製造可能になります。

例)
幅200ミリ×奥行150ミリ×高さ30ミリ
サック式→ ×
幅200ミリ×奥行き30ミリ×高さ150ミリ
サック式→○
よく想像力を高めて箱の姿を想像してみてくださいね。
2、枚数
人一人が動いて10枚を作るのも100枚を作るのも基本的には時間的なところはあまり変わりません。単純に考えると10枚で作ると100枚で作るときの10倍の工賃コストということになります。どんなに枚数が少なくても人一人が半日掛けてセッティングし、1枚1枚切り抜く人件費は必ずかかるとご認識いただければ1枚でも10枚でも50枚でも最終金額はあまり変わらないことはご承知いただけると思います。
特に50枚以下になりますと1枚あたりの価格は非常に高価になります
また、継続してご注文を考えていらっしゃる場合は抜木型を作ったほうがお安くなります。数量をまとめて抜木型で抜くことをお勧めいたします。
また、見積り依頼の時に「100枚〜5000枚の場合の見積りをください」のように数量が不確定な方がよくいらっしゃいますが、これも単価を高くする要因です。
数量に応じて最適な製造方法というものがありますので、きちんと数量を決めることが大変重要です。
3、サイズのご指定
極小ロット対応するために原紙を在庫しており原紙のサイズが決まっております。1枚の原紙の中で箱が何個取れるかによって価格は大きく変動します。
たった1辺がたった5ミリ違うだけで取り数が変わったりすることは良くあることです。可能であればできるだけ小さめのサイズ(大まかが一番いけません)をよくお考えの上、サイズのご入力をお願いします。 ただ、あまりぴったりのサイズを選ばれると内容物が入らなくなる場合がありますので2〜5ミリほど各辺に余裕を持たせたほうがよろしいでしょう。
4、入金方法
前入金で払うから安くしてよ!!という方はご相談ください。決めていただけるなら最後の手段!。ご相談に応じますよ。
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